キャッシュレスで、最近ほとんど小銭と縁がなくなりました。
医療費控除、住宅ローン控除やふるさと納税
「医療費が年間10万円超えると、税金が戻ってくるのよ」
「当社でマイホームを購入されたら、住宅ローン控除制度で、年間最大40万円が10年間戻ります」
「ふるさと納税すると、美味しいものがもらえて、税金も安くなるみたい」
昼下がりの喫茶店。
こんな会話が、たまに聞こえてきます。
どれも間違っていません。
しかもみなさま、お詳しい。
税金が戻るのは、○○しているから
借入をして住宅を買うと、住宅ローン控除で40万円が10年間!
ということは、10年で400万円もトクするの?
年間40万円も戻ってくるなら、何かいいもの買おうかしら。
そう思っていたのに、あれ?10万円しか戻ってこない・・?
こんなことも、少なくありません。
なぜなんでしょう?
それは、税金はあなたが払った(払うべき)税金以上は戻ってこないからです。
払った税金の範囲で戻ってくるのが「還付」です。
もし、払った税金以上に戻ってくるとしたら、それは間違いです。
たくさん医療費を払っていて、医療費控除額が100万円と計算されても、
高級マンションを住宅ローンで買って、住宅ローン控除額が40万円と計算されても、
あなたが支払った所得税が10万円ならば、戻ってくる所得税は10万円になります。
税金は、払った額以上に戻ることは絶対にありません。
もらえるお金、それは
国があなたにお金をくれることがあります。
これは税金の戻りではなく「給付金」です。
給付金類は、一定の要件を満たした方が、申請などをすることでもらえます。
これの元になっているのも、税金です。
国が集めた税金の中から、給付されます。
選挙が近くなってきたので、また税金の話も話題に上がるかと思います。
使途が不明瞭な税金の使い方は、ほんとうに困りものです。
選挙のときだけ、にならないように、常に使われ方は注視しておきたいものです。
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