解決の糸口は、意外なところにあったりします。
探すのをやめたとき
井上陽水さんの歌の歌詞にもあるように、探しものは、探すのをやめると見つかったりします。
あることでつっかえて、時間ばかりが過ぎていく。
焦れば焦るほど、さらに深みへ・・
だいたい行き詰まるのは、細かい方、奥の方、深い方へ入ってしまうときです。
引いて、俯瞰して、時間や場所を変えると、すっと解決したり。
写真のクニャクニャしたもの、これは何でしょう?
単なるオブジェかもしれません。
そうでないかもしれません。
何だかわからないと、たぶん放置です。
これは市松模様の正立方体の組木です。
決まった形にしながら組み上げていくと、正立方体ができます。
完成形はこんなです。
ゴールがはっきりすると、やる気が出てきます。
ざっくり当たりをつけて端折る
先日、知り合いの税理士さんと話していていました。
職員さんが、1年分の通帳の入力を終え、元帳のチェックをしていました。
期末で金額が合っていません。
これでは決算ができません。
どこが違っているのか、合わせるために職員さんが入力をチェックしています。
見ていると、期首の4月1日から順番に通帳とにらめっこ。
決算から2ヶ月前、つまり2月分で入力ミスが見つかりました。
ずいぶんと時間がかかってしまいました。
「自分は後ろから見ていくけど、谷口さんならどうする?」
と聞かれたので、自分ならこうかな、と答えました。
・まず、期のまんなかの残高をチェック
・合っていなければ、さらに3ヶ月前の末日の残高をチェック
・合っていなければ、2ヶ月前、1ヶ月前と見ていきます
・まんなかが合っていれば、後半の半年を上記の要領で区切っていきます
今回の場合だと、
・まず9月末(期のまんなか)の残高をチェック
・合っているので、12月末の残高をチェック
・合っているので、2月末、1月末と見ていきます
2月末で合っていないので、1月末を見て、2月分だけを細かくチェックします。
誰に教わったわけでもないのですが「いかに手間をかけないか」「どうやったらラクできるか」が常にあるので、こんなふうになりました。
たぶん、一番最初にお世話になった事務所の所長の影響でしょう。
その所長は勤務時代、手書きで試算表を作っていたのですが、どうしても貸借対照表の左右が一致しない。
転記ミスや計算間違いも見つけられなかったそうです。
そこでその所長がとった方法は・・・
今でこそ笑い話ですが、ご本人の名誉のために内緒にしておきます。
私も同じ状況なら、そうしてます(笑)
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