税理士業務はこれから・・・
「税理士業務はこれからAIに取って代わられます」
最近、このフレーズのもとに、いろいろなセールスが来ます。
税理士はカネ持ってる、と思っている方も多く、マッチポンプのごとく煽ってきます。
(私はカネ持ってませんよ:笑)
確かにAIに取って代わられる部分も多いと思います。
それ以前にIT、いやWord、Excel、会計ソフト、税務ソフト。
昔は脅威に感じた方も、今では当たり前のように使っています。
最近思うのは「AIは敵でも何でもない」ということです。
AIは会計ソフトのようなもの、むしろ利用すべきものでしょう。
帳簿が手書きだった時代、伝票や仕訳帳を書いて、元帳に転記して、試算表を作成。
簿記会計の仕組みから言えばそのとおりですが、これを手でする必要はない。
仕訳をすれば決算書まで、自動でできあがるようにしたのが会計ソフトです。
今になってみれば「そうだよな、そんなこと人が手間ひまかけてすることじゃないよな」
普通に思えるはずです。
ちょっと時代が進みました
ちょっと時代が進み、言葉が変わり、AIとなりました。
聞き慣れないし、何だかよく分からないし、ちょっと・・。
でもある日、AIさんが私の机に座っていて、私の席がなくなる・・・
TVでもAIさんが、今までの6人の島型デスクに1人(?)で座っていて、超速で仕事をこなしている。
そんな画を見ると、言いしれぬ不安がよぎる・・
今度AIさんに気付かれないように、コンセント抜いてやろうかなw
お化けは見えない怖い
最近行ってませんが、お化け屋敷はなぜ怖いのか。
暗くてよく見えないからですね。
明かりが煌々とついているお化け屋敷は、怖くありません。
AIにもそんな不安をいだいているのではないですか。
AIも乱暴に言えば、所詮はコンピュータの中のこと。
仕訳を入力すると決算書ができる、会計ソフトのようなものです。
そう思えば、ぐっと親近感がわいて、使ってみたくなります。
(こういう擬人化は、実は誤解のもとでもあるのですが)
ほんとうにコワいのは
ほんとうにコワイのは、既成概念。
疑問と思わないことです。「なぜ?」がないことです。
コンピュータ会計になって、仕訳帳への記入、元帳への転記、試算表・決算書の作成は自動化されました。
税務ソフトで申告書は手書きの必要がなくなりました。
その分の時間は浮いたはずです。
では、その浮いた時間はどうしていましたか?
その時間で何をしていましたか?
印刷した元帳にインデックスを貼っている。
担当件数が倍になっている。
なぜ?
技術の進化などで無くなる仕事・業種は、今までも数多くありました。
なぜ?
セールスの文言は、だいたいこんな感じです。
・◯◯士、認定資格○○を取りませんか?
・コンサルティングで顧問先からの収入アップにつなげましょう。
・AIで効率化して、顧問先の数を増やしましょう。
なぜ?
まだまだやれることは、たくさんあると思います。
じっくり考え、次の一手を打ちましょう。
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