雪の壁は春には溶ける
最近、壁が話題になっています
私の場合、最近話題の壁には興味がないので、そのうち決まる大綱を待つことにします。
今の議論は、いろんな壁がありそこで税金がかかる・かからないとか、社会保険料がかかる・かからないということで、その壁をズラしましょうということのようです。
この壁の議論、なぜ興味がないかというと、ちっとも本質的な感じがしないからです。
これで例えば178万円まで壁がズレたとします。
税金だけで見れば、そこまでは税金がかからない、非課税になります。
そして、家族がみんな非課税の方だけになった場合、そこは非課税世帯になります。
センセイ方は票がほしいので、非課税世帯にバラマキます。
非課税世帯ももらえると助かる、の図になるわけです。
国民の3大義務
いきなり憲法の話ですが、「国民の3大義務は何?」というと、
・教育
・勤労
・納税
の3つです。
これを聞くと、一番に「納税!」という人がいますが、それではダメです。
順番も大事なんです。
教育(26条)、勤労(27条)、納税(30条)という順番です。
この順番にも意味があります。
・教育を受けさせ(働く力を付け)、
・勤労によって所得を得て、
・そこから納税する
理にかなってます。
で、1番に掲げられていて、いちばん大事なのは教育です。
魚の釣り方
アフガニスタンで尽力された中村哲さん
現地の方に土木工事などの「技術」を教えました。
水路を「作ってあげた」わけではありません。
「魚を与えれば一時、魚の釣り方を教えれば一生モノ」です。
元ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領は、
「本当のリーダーとは多くのことを成し遂げるものではなく、自分をはるかに超えるような人材を育てる」と言われたそうです。
・先生の言う事を聞きなさい
・授業中は静かに
・列からはみ出ない
自分で押さないと開かないドア
何も考えず、上の言うとおりに、忠実に動く。
そんな教育をしている時代ではありません。
壁の話を聞くと、ブリの養殖場を思い浮かべてしまう、今日このごろなのでした。
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