年末年始のUターン、新幹線も混んでいます。
東北新幹線には「立席特急券」というなんとも面白いチケットがあります。
東北新幹線の「はやぶさ」「はやて」「こまち」は全席指定なので、自由席がありません。
ですから乗客は全員着席しているはず・・・
なんですが年末年始などの混雑時期に通路に立ったまま、乗っている人がいます。
この人たちが「立席特急券」という乗車券で新幹線に乗っているのです。
この「立席特急券」、実はいつでも買えるわけではありません。
全車指定席の列車で、指定席が満席になったときのみ発売されます。
ですので、自由席がある列車には立席特急券は存在しません。
ある意味レアチケットです。
立席特急券には制約があります。
・着席できない(空いていれば座れるらしいが、原則通路やデッキに乗る)
・立席特急券は、その列車にしか乗れない
通常であれば、通路やデッキは原則乗っている人はいません。
しかし、立席特急券が発行されるとデッキ、通路に乗客がいることになります。
年末年始などは混んでいるので、デッキ、通路をほぼふさいでしまいます。
そうすると、
・トイレに行ったり、乗り降りが大変
・ワゴンサービスがなかなか来ない(来れないことも)
・ドアが開きっぱなしになってしまうこともあり、寒い(暑い)
着席乗車の人たちにとっては、迷惑になることもあります。
私は今回普通席が取れずグリーン車に乗ったのですが、グリーン車のデッキにも「立席特急券」らしき方が数人いました。
横須賀線などグリーン車がある電車では「グリーン車はデッキに乗車でもグリーン料金がかかります」とアナウンスがありますが、新幹線はどうなんでしょう?
「立席特急券」はある意味合理的だと思うので否定はしません。
ただ、着席の方、グリーンやグランクラス利用者とのバランスは取ってほしいですね。