手数を減らすのが、効率化の第一歩

レジにて

先日、本屋さんで本を買いました。

■ ■ 発売中 ■ ■
決算書のつくり方
kindle版 

なぜ社長は決算書に興味がないのか?
Kindle版

たにぐち:(本をレジに)
店員さん:(バーコードをレジで読み取り)料金は1,980円です。
た:Suicaでお願いします。

店:はい。(金額を決済端末に入力し)こちらにタッチお願いします。
た:はい。(ピッ)

店:あっ、すいません。間違えました(汗)
た:(Suicaの利用明細をみると、1,950円になっている)あっ、ホントだ。

店:あの・・、30円ありませんか?
た:あー、小銭持ってないんです、すいません。

結局差額の30円分を決済端末に入力し、決済処理して、完了しました。

9で割って割り切れる?

昔々、勤務していた頃のお話。

たにぐち:(電卓カシャカシャ)あれー?、金額合わないなー(汗)
先輩職員:合わないの?いくら? 差額を9で割ってみ?割り切れる?
た:えーっと、(カシャカシャ)割り切れます・・

先:「桁ち(※1)」か「逆打ち(※2)」じゃない?見てみ?
た:あーー、そうでした。ありがとうございまーす。

※1:ケタチ、桁間違いの意味。
例えば、1,000と入れなければいけないところを100と入れてしまうこと。
そうすると、この場合の差額は900。9で割り切れます。
4,560を456と入力しても、9,870を98,700と入力しても、差額は9で割り切れます。

※2:数字を逆さまに入力したでしょ、という意味。
例えば、4,560と打たなければいけないのに、4,650と打ってしまうこと。
この場合、差額は90。9で割り切れます。
(以下割愛)

手数(入力)が増えれば、間違う可能性(確率)も増える

そうなんです。

・帳簿を見て、数字を入力する
・通帳を見て、数字を入力する
・本の値段を見て、決済端末に入力する

こういった人力作業がある限り、入力ミス・間違いの可能性はあります。

例えば、レジから自動的に決済端末に数字が送られる。
例えば、通帳ではなく通帳データを取り込む。

なんていうように、人の手数が入らない、あるいは減らす仕組みを作ると、間違いは減ります。
ヒトがやるのは、要所要所で確認すること。

入力(にゅうりょく)といった、人力(じんりき)の「作業」は、とにかく減らし無くしていきたいものです。

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