(yahoo news 時事comより)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020600203&g=int
株価が下がると、時としてニュースになります。
先週末は600ドル超、昨日は1,100ドル超。
1ドル110円としてみると、66,000円、121,000円。
結構な「金額」です。
「率」で計算してみると、2.5%、4.5%
600ドルは大したことない?
いや、600ドルだよ!
同じ事実でも、「額」で見るか「率」で見るかでそのとらえ方は違ってきます。
「額」で見るということは、事実そのものをとらえること。
「率」で見るということは、全体の中での、いわばバランスでとらえること。
私はそう思っています。
どちらが正しいかということではなく、その事実をどうとらえるかということです。
「交際費が前年比300%です!」→ (事実)1万円が3万円になっていました。
これは笑い話ですね。
私が体験したものですと、こんな事例があります。
ある飲食店の店長が、売上金を横領しました。
「金額」は月に25万円ほど。
そのお店は月の売上が3,000万円ほど。
毎日のようにやっていたようですので、1日あたりの「金額」は1万円ほど。
月の売上減の「比率」は1%にもなりません。
仮にこのお店の原価率が35%だとすると、0.2%ほど原価「率」が上がります。
あまり目立ちません。
一方の店長の給料。
月給は25万円ほど。
店長の給料の「金額」は倍になっています。
これは大違いですね。
その会社は、店長の営業力等の能力を評価していましたので、注意のみ。
しかし、その店長はしばらくしてその会社をやめました。
あなたは、この事実をどうとらえますか?