戦略を考える

♪勝った負けたと騒ぐじゃないよ〜

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「戦略」って

戦略って何でしょう?
ググってみると、だいたい「戦うための作戦」という意味になっています。
自分も今まで「戦うための策略」の略だと思っていました。

どんな陣容で、どんな武器を使って、どういう方法で相手を攻略するか。
そのためには人を集めて、鉄砲玉をたくさん用意して。
つまり、相手と一戦交えることが前提であると。

戦わない

ある方のセミナーで、「戦略とは、戦いを(省)略すること」という話を聞きました。
無駄な戦いをしない、戦わないで済むならそれをよしとする。
なるほど、ですね。

でも「戦略」と言えば、「やるかやらないか、2者択一に使えるもの」とも言えます。
2者とは、A作戦かB作戦か(いずれも戦うという前提)、ここからいずれかを選ぶ。
それだけではなく、戦うか戦わないかという2者択一もあるわけですね。
ここは今まで意識していませんでした。

戦うということは、お互いの力を消耗します。
人員であったり、武器であったり。
争いの後には失うものも多いです。

戦わずして勝てるなら、それに越したことはありません。

威嚇のしあいではなく

戦わずに済むのなら、お互いが消耗しないで済みます。
もちろん、最低限の装備は必要だと思います。

でも軍備を増強して増強して、圧倒的な差を見せつけて、威嚇して勝つ。
これはこれで勝てますが、それを維持するためのコストは大変です。

そうするとその維持コストを稼ぐために戦いを仕掛ける、なんてこともありえます。
やがて自重を支えきれずに自滅する、ことにならないでしょうか。

戦わずに済ませ、お互い分け合う。
「棲み分け」は「済み分け」なんて置き換えられないでしょうかね。
ムダな戦いを避ける知恵、こちらで戦いたいものです。

キレイゴトすぎますかね?