ROA(総資産当期純利益率)という経営指標があります。
計算式は、「 当期純利益 ÷ 総資産 × 100 」だそうで、率ですから%で表されます。
この指標が意味するところは、
「会社の総資産を使って、どれだけの利益を上げることができたのかを分析するための指標」
なんだそうです。
で、はっきりわからないのが、「総資産って、いつのを使うの?」。
利益は「当期純利益」ということで、その会計期間に計算された最終利益ということのようです。
ですが、「総資産」については「いつの」ものを使うのか、記述は見つけられませんでした。
自分は「期首」の総資本じゃないかと思っているんですが、どうも期末の総資産のようです。
中にはこんな記述もありました。
ROA = 純利益 ÷ ((総資産(期首時)+ 総資産(期末時))÷ 2 )× 100
つまり、期首と期末の総資本を足して2で割る、いわゆる総資産の平均値。
よく分かりません。
例えば、10/1(月初)の体重が70kgだったTさん。
1ヶ月の間に増えた減ったを繰り返しながらも、月末には75kg!
純増は5kgですね。
ROA的に考えると、5kg ÷ 75kg × 100 = 6.6% ?
日本語に直すと「75kgの人が、5kg増えた」という感じでしょうか?
なんか違和感ないですか?
もともと70kgだった人が、努力(?)の結果、5kgの純増で75kgになった。
と理解するのが自然ではないでしょうか?
するとROA(というか体重増加率)は、7.1%となります。
ROAとおっさんの体重を一緒にするな!って怒られそうです。
いずれにしても、なんか変な指標ですね。
んっ? おっさんTって誰だ?