結果は大事、過程はもっと大事

iPhoneの電卓

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iPhoneの電卓

電卓を持ち歩かない派です。
たまに計算するときは、iPhoneの電卓を使います。

最近、iPhoneの電卓を使って「おっ」と思いました。
そうです、計算過程が表示されているのです。

写真のように、ある計算をした結果、答え(結果)が「457」と出ました。

457は何でできている?

以前のiPhoneの電卓のように、計算結果である「457」しか表示されない場合、たぶんあまり深く考えないでしょう。

「ふ〜ん、457か」
ぐらいで終わってしまうかもしれません。

あるいは、「457か、多いな(少ないな)」
程度かもしれません。

これが会社の売上なら、
「450をクリアーした!」とか、
「来期は500を目指そう!」なんてなるのかもしれません。

でも、ただカタマリの数字を見ても、なかなかイメージができません。

どうして457になった?
この結果(答え)はどうして出た?
が大事になってきます。

例えば売上高なら

この電卓のように計算過程が出ていると、ここで考えることができます。

まず、30×3、28×6、32×2、27×5 と見ることで、
・4回売ることができた
・全部で16個売れた
・平均してみると、1個約29円で売れたことになる
・6個売ることができたときがあった
・27円で売ったときがあった
・平均売価以下で売ったときは、多く売れたみたいだ

こういった「事実」を知ることができます。
そして、その結果、利益は出ていたのかどうかを「見ます」

そうすると「次はどうする?」へ考えをつなげることができます。
次にどうしてみようか?

例えば次の期で利益を出す(増やす)には、どうすればいいか。
先をフォーカスすることができます。

この過程を思考するのがMQ会計であり、ゲームでシミュレーションするのが、MG(MQ戦略ゲーム)なのです。

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