MG(MQ戦略ゲーム)のルールの中に「教えない」というルールがあります。
私の大好きなルールです。
MGは体験型の学習を基本にしているため、意欲的に取り組むと、ゲームを通して毎回何らかの新しい気付きを得ることができます。
初心者は初心者なりに、ベテランはベテランなりに。
初心者はわからないことだらけ。
ルールがわからない、ゲームの進行がわからない、記帳がわからない、決算がわからない。
「なんでこれが合わないんだろう?」
「これはこういうことなのかな?」
「よくわからないから、聞いてみよう」
自分なりに解決の方法を模索し、実行しようとしています。
だから、
「ベテランの人はそれを見守りなさい」
「本人が伸びようとしているのに、それを邪魔してはいけない」
佳恵先生(西先生の奥様)が毎回、ゲームのルール説明で、しつこいぐらい言います。
大事なルールだからです。
でも、ベテランの中には聞かれてもいないのに、
「これはこうだよ」
本人も悪気はないのですが、ついつい教えてしまう方も・・
税理士やコンサルタントといった、俗に言う先生商売。
まぁ、よくしゃべります。
聞かれてもいないのに、難しい解説を始めます。
でも、大きなお世話なんです。
社長に聞かれたら、教えれ聞かれたことだけ答えればいいんです。
聞くことがわからない社長には、ポイントだけ。
自分で気づけるような、小さなヒントをあげればいいんです。
税理士やコンサルタントは四六時中、付きっきりでその会社にいるわけではありません。
社長が、幹部が、自ら気づいて考え実行する。
余計なことはしないで、そのお手伝いだけをすればいいと、私は思います。