そこにニーズがなければ

思わず汗マークを書いてから、早6年・・

■ ■ 発売中 ■ ■
決算書のつくり方
kindle版 

なぜ社長は決算書に興味がないのか?
Kindle版

ついにサイトも無くなって

いつから始まったかも、もう忘れてしまいました。
プレミアムフライデー、という施策。

月の最終金曜日は仕事を早く切り上げて、楽しみましょう〜
的なものだったと思います。

「月末の金曜なんて、一番忙しいわ!」
「なんてセンスない」
「ハナキン・・ですか?」
などの恨み節とともに、一蹴された感がありました。

すでに「プレミアムフライデー」の特設サイトはなくなり、制度も無くなったかと思いきや、経済産業省のサイトの片隅に、ひっそりと。

いくら国が旗を振っても

いくら国が施策を考えても、
「ほんとうにそこにニーズがあるのか?」
の視点が欠けていれば、見向きもされません。

某かのお金が落ちるところは喜びますが、全体としては盛り上がりません。
余計な労力、いらない施設、垂れ流される維持費にゼイキンが使われます。

それでもこの施策のように、実質的にほぼ終了すれば、これからの出費はほぼゼロになってくれるでしょう。

今まで使ったお金は、そもそも自分のお金じゃないし。
そして誰も責任を取らないまま、記憶の彼方へ・・

企業ではそんなわけには行きません。
だから真剣にニーズを把握します。

ほんとうに、そこにニーズがあれば

子育て支援も、ガソリン代支援も、ほとんど効果はでていません。
これから行われるであろう106万円の壁対策も、結果は予想ができます。

何百億、何千億使おうが、そこにニーズがなければ、直接的な恩恵が期待できなければ、効果は出ません。

私が思う効果的な施策だと思ったのは、シートベルトの義務化とクールビズだと思います。
・シートベルトをしなければ、事故のとき死んじゃうかもよ
・罰金や点数が重くなるよ

・この蒸し暑い日本で、なんで西洋のしきたりに従うの?
・かりゆしウェアや作務衣でいいんじゃない

ほんとうに直接的なメリットを国民が感じ取れたから、みんなの中にスッと入りました。

交通事故による死亡者が減り、その効果ははかりしれません(経済的な面も含めて)。
ネクタイやさんは痛手でしたが、ラフで快適で、どれだけ効率が上がったか。

106万円の壁の施策は、ほんとうにピント外れです。
たいして効果も得られず、制度は複雑になります。

ホント、なんとかしてもらえないかな〜

ーーー