商売の中では、値引き、返品は日常茶飯です。
それは当然会計に反映されます。
値引きをすれば、「売上値引高」。
商品が返品されてくれば、「売上戻り高」。
簿記を学ぶとこう教わります。
でも、現場では
「売上のマイナスでいいんじゃない」
「科目分けるのめんどくさいから、「値引・返品高」1本でいいんじゃない」
「返品、値引の情報をお客様や競合他社に見せるのは・・」
こんな理由があるかもしれません。
返品と値引。
同じ売上のマイナス項目ではありますが、その意味するところは全然違います。
外部報告用の場合は、売上高からマイナスでもいいでしょう。
ですが、もしこれが経営資料で隠れていたら、まとめて1本でマイナスされていたら、その事実を把握しにくいです。
利益判断を間違えてしまうかもしれません。
もし、なんの意識もなく売上からまとめて引いているのなら、最低でも、内部の資料では、返品・値引きが見えるようにしなければダメですよ。