微地形はゼイキンよりおもしろい

私が微地形に興味を持ったきっかけの本。

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足元で感じる楽しさ

私は歩くのが好きです。
仕事で都内に出かけても、寄り道ばっかりしています。

ちょっとした起伏があると吸い寄せられ、
地名(特に旧地名)の看板を見つけると吸い寄せられ、
小さな川を見つけると吸い寄せられます。

東京23区は日本地図などでみると関東平野にあり、まっ平らな土地に見えます。
しかし、実際には地図には現れにくい小さな起伏がたくさんあります。

特に千代田区、中央区、文京区あたりはとてもおもしろいです。
このあたりは、しょっちゅう歩いてます。

微地形とは

25000分の1の地図では、250mが1cmで表されます。
25mは1ミリです。
地図ではほとんどわからない大きさです。

10階建てのビルが30mほどと言われていますから、25mだと8,9階建てぐらい。
これが地面にあれば、人間の感覚としては「丘」「高台」ぐらいだと思います。
平坦ではないです。

この写真は、今年の4月に行った大分県の「原尻の滝」
「東洋のナイアガラ」とも称されます。

この滝が落差20mほどです。
(滝の後ろの道に、小さいですが人が写っています)

20mといっても、けっこうな断崖に見えませんか。

日本は国土の70%が森林で、急峻な山が多いです。
そしてその森林と水とともに、生活してきました。

最近この本に出会い、食い入るように読んでしまいました。
とても面白い本です。

日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化篇】 (PHP文庫) Kindle版 竹村 公太郎(著)

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東京(江戸)は微地形的にはとてもおもしろい

今でこそ車とかエスカレータとかありますが、昔は人の足、牛馬で移動です。
この起伏はけっこうなものでしょう。

こういった起伏に人々の生活は、さまざまな影響を受けています。

今はマンションなどでその地形は見えにくくなっていますが、実際に街を歩いてみると、その起伏を足元に感じ取ることができます。

書籍や俯瞰で見ることも楽しいでしょう。

でも、足元(現場)で感じるのはもっと楽しいものです。
私は最近、バーチャルだけでなく、自分のからだや感覚で感じ取ることも、とても大切にしています。

東京(江戸)は微地形的にはとてもおもしろく、行ってみたいところがたくさんあります。
幸い私は東京に住んでいますので、都内のあちこちに行ってみたいと思います。

冒頭の書籍はもう無いようで、こちらの本になっているようです。
カラー版 「水」が教えてくれる東京の微地形の秘密 (じっぴコンパクト新書) 新書内田 宗治 (著)

ご興味ありましたら、ぜひ。

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