フローチャートが迷路に見える・・
簡素な税制はどこへやら
♪も〜いくつ寝ると、インボイス♪
めんどうです。
インボイス制度。
10月1日が近づいてくるにつれ、騒がしくなってきます。
国税庁のHPでは、どこがどう変わったのかよくわからないPDFやQ&Aが次々に発表されます。
また、大手各事業者(JRなど)の対応に応じて特例が出されたり、制度が普及されるまでの時限的な特例が発表されたり、複雑怪奇な状況になっています。
特例が乱立しているときは
大掛かりな税制の改正時期は、とにかく混乱します。
しかも税制は政治が絡みます。
あちこちからの力関係から、「簡素な税制」のお題目はどこかへ行ってしまいます。
・これには特例があるけど、この場合は特例の対象外になる
・これには特例があるけど、期限付きである
・これには特例があるけど、段階的に縮小(特例はなくなっていく)される
となり、国税庁のHPや税務専門誌にあるフローチャートは、迷路のようになります。
そういうときは、原則に立ち返るのがいちばんではないかと思います。
いちばんのキモである、
「経費の精算には、領収証が必要」
「仕入れ(経費)分の消費税を引くには、インボイスが必要」
この2点にフォーカスしておくのがよいかと。
迷ったら、全部
つまり、基本的には全部、領収証やインボイスをもらっておく。
1万円が、、3万円がと考えずに、もらっておきましょう。
「3万円未満だから、もらってませんでした」
もし後から「特例の対象外」となっていることがわかっても、わざわざもらいに行くとか、再発行はとても手間になります。
あるいは、
「1万円未満は大丈夫ですよね?」
「その特例は先月で終わりました」
なんてことも今後起きかねません。
特例が伸びる可能性もゼロではありませんが、特例はあくまで一時的なもの。
特例に慣れてしまうと、後から戻すのは大変です。
結果的に不要なものなら、処分すればいいだけです。
こういう混乱期は予防策として、「迷ったら、全部」がよいのかと。
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