マティス展に行ってきました。
色彩の表現
もうすぐ終わっちゃいますが、東京都美術館でマティス展をやっています。
マティスというと、彩度の高い色を使った絵が有名で、「色彩の巨匠」なんて言われたりもします。
鮮やかな色使いには、やはり惹きつけられます。
もちろん、年齢や時代によって、表現の技法も変化しています。
展覧会では、その画家の生い立ちや時代背景、技法の変化を愉しむことができます。
モノクロの表現
色彩豊かな作品を見るのはもちろん楽しいのですが、私はけっこう、黒1本で描かれたものも好きです。
あたり前ですが、えんぴつ1本で、ささっと描いたようなものでも、すごいです。
ホンモノですから、真の力を感じます。
歌手がアカペラや、生ギター1本で歌い上げるのと同じですね。
真の実力がある人は、それでも人を魅了できます。
余計な装飾や、小細工、加工をしないでも勝負できる力。
これが本物だと思います。
最近、写真や動画なども加工が多いです。
私も写真を撮ったりしますが、被写体から感じたものを、忠実に表現できているか。
へんな脚色をしていないかは、意識するようにしています。
今度は南仏に行ってみたい
マティスが晩年手掛けた、南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂。
その様子が展覧会でも上映されていました。
いやー、礼拝堂もさることながら、ヴァンスの街並みもすばらしい。
また行きたいところが増えてしまいました。
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