気にはなる
今日は午前中、同業の方のセミナーを受講しました。
内容は「経営分析について」です。
同業の方、私が「すごいなー」と思う方については、常にキャッチアップしています。
通常の仕事について、その人は「どんなふうに考えているんだろう?」ということは、とても気になります。
ということで、今回受講しました。
内容はある程度、予想どおりでした。
と同時に、やはり参考になる部分も数多くあり、取り入れてみたいと思います。
経営(分析的な)意見は求められることが多いですが
税理士の場合、「税金だけ計算していればいいか」というと、そうでもありません。
税金の計算以外にも、経営などについて、意見を求められたりします。
会社の数字(お金)を見ていますし、経営者に一番身近な専門家、というポジションにいます。
このポジションは、非常に貴重なポジションだと私は思います。
でも勘違いしてはいけません。
税金や数字については多少アドバンテージがあるとしても、経営については経営者の方がプロです。
数字を見ていたって、常にその会社にいるわけではありません。
その事業の特性、現場の雰囲気、知らないことだらけの中で、数字だけを見てものを言うのは危険です。
そうすると、机上の空論となってしまいます。
細かいテクニック(も必要ではありますが)だけでは、ー(何もわかっていないな、このセンセイは)ーになってしまいます。
専門バカですね。
分析はテクニックだけど
経営分析は、○○比率とか、○○指標で説明されることが多いです。
会計ソフトなどの分析データは、汎用性があるかもしれませんが、どの会社にも当てはまるわけではありません。
たくさん分析して、毎回結果を説明しても、伝わりません。
社長やその会社にとって、どんなことが関心事か?大事なことか?
それによっては、経営分析値の適・不適もあります。
標準的な数値・指標から外れていても、それ自体に意味があることもあります。
講師の方も、そのへんはお話されていました。
セミナーで受講者の方から出た質問、興味深くもあり、目を細めてしまう部分もありました。
税理士は、ほんとうに恵まれたポジションにいます。
そのアドバンテージを活かせる仕事を、税理士としては、していきたいものです。
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