またまた奇策が出てきました。
「キッズウイーク」導入を=安倍首相「親子の時間必要」―教育再生会議
時事通信 5/24(水) 18:55配信政府の教育再生実行会議(座長・鎌田薫早稲田大総長)は24日、首相官邸で会合を開き、安倍晋三首相は夏休みなどの長期休暇を地域ごとに分散させる取り組み「キッズウイーク」を導入する考えを表明した。
同会議は6月上旬にもまとめる第10次提言に盛り込む方向で調整する。
キッズウイークは、夏休みなどから5日間を他の時期に移し、前後の土曜、日曜と合わせて9連休とすることなどを想定。親子で過ごす時間に充ててもらい、観光需要の分散化や地域活性化につなげる狙いがある。
(Yahoo ニュースより)
なぜこういう発想になってしまうんでしょうか?
夏休みなどから5日間を他の時期に移し、前後の土曜、日曜と合わせて9連休とすることなどを想定。親子で過ごす時間に充ててもらい、観光需要の分散化や地域活性化につなげる狙いがある。
まず、これを提言しているのは「教育再生実行会議」ですが、この制度?の肝は働き方改革ですよね?
だから、教育改革のようなふりをして、働き方改革につなげるのはやめたほうがいいです。
観光需要や地域活性化も余計です。
また、こんな中途半端な制度案を出すと、
「お姉ちゃんが行く公立中学校と、弟の行く公立小学校の休みがズレたら10日取れんのか?」とか、
「お姉ちゃんが行く私立中学校は休めんのか?」とか、
「子どもがいない家庭はどーなんだ?」といった画一性を故とする文句が出ます。
子どもをだしに有給取得を進めるのではなく、有給休暇をきっちり取らせる。
それをしない事業主には罰則を与えるとかすればいいと思います。
「罰則じゃ、やりすぎじゃないの?」
こんな意見も出そうですね。
でも、自分が効果的だと思った施策はシートベルトの着用義務化。
義務化される前は、した方が安全とわかっていても、しない人いました。
そこで1985年に高速道路で、一般道では1992年に罰則付きで義務付けられると一気に着用が進みました。
今ではすることに疑問を持つ人は少ないと思います。
遠回しではなく、核になるところをピシッと決める。
それが必要だと思います。