事務所近くにある歴史的な建物が静かに消えようとしています。
研数学館です。
数年前にこの写真の手前側、駐車場になっている場所のビルが取り壊しになりました。
そして今年はこの建物の奥、ゴシック調のレトロな建物も壊され、とうとう本館だけに。
その本館も網がかけられ、ちょっと物悲しい感じです。
研数学館は、『数理を研-みが-き宇宙を開く』の理念のもと明治30年に設立されました。現在の本館は関東大震災後、昭和4年に再建されたものだそうです。
近年、日本人のノーベル賞受賞が話題になっています。
ですが今年の受賞者のお一人、大隅良典先生も危惧されているように、科学研究・基礎研究の大切さが言われています。
「なぜそうなるのか?」
単なる暗記力を問うだけでなく、本質的なことを求める問いを常に持ち、深く考えることができる、それが教育の本質ではないかと感じるのでした。