会計は一般的に財務会計と管理会計に分類されるそうです。
管理会計は財務会計のように、法定化されたものではありません。
いわゆる社内用の会計で「経営に活かせる会計、意思決定に使える会計」などと世間では言われています。
対義語として上がる財務会計は、過去の会計、後始末と言われます。
ということで、管理会計は重要だと。
管理会計の目的は、会社の数字を活かして、意思決定や業績管理を行うためのものだそうです。
たとえば、会社は業績管理のために短期・中期・長期の計画、予算を作成します。
そして各部署、事業部、支店などの単位で「売上予算」が組まれます。
次に各部署、事業部、支店などから予算、つまり経費の要求がされるわけです。
「来期の売上10億円達成のためには、開発費として2億円が必要です!」
それぞれから予算が出されますが、すべての要求を飲むことはできません。
ここで予算の取り合いが行われるのです。
また、いわゆる非営業部門、つまり本社経費が割り振られます。
「やっと事業部で黒字を出したのに、本社費が乗っけられて赤字だよ・・」
そこで各部署から出た文句は、社内政治の力学により調整されます。
大企業では、こんなことを数ヶ月かけてやるわけです。
そしてできあがる予算。
「10億といったら10億なんだ!何が何でも必達せよ!」
でも、科学的でない力学が働いていますから、軋みや歪みが出ます。
猛烈な上からの圧力、そしてソンタクやフンショクが・・・