「AIやRPAで顧問契約は不安定になりますよ。
コンサルティングをしましょう。」
最近こんな感じのDMや、メールが数多く来ます。
不安定な安定
「税理士さんは顧問契約をしているから、安定しているよね。」
そう言われる反面、AIやRPAに取って代わられる職種の上位でもあります。
安定(?)が脅かされつつあります。
会計事務所の方の多くは、安定志向だと思います。
「顧問契約、会計・税務に変わる仕事をしましょう!
月々いくらの顧問料が減ってしまうなら、それを補填するべく月々いくらのコンサル契約を!」
ということで、前述のようなDMやメールが来るわけです。
「なるほど、○○理論や▲▲メソッド、これで顧問先にコンサルができる」
「そのためにはこのセミナーを受けて、認定資格を取って・・」
安定な不安定
私も顧問契約はあります。
一方で、その仕事に頼り切る、重心を乗せ切ることは危険だと常に考えています。
現在、顧問契約は原則お断りしています。
顧問契約の仕事を減らしつつ、それ以外の仕事を少しずつ行っています。
代表的なものが「MQ会計」と「Excel」です。
セミナーもやっています。
■ 6/6 戦略MQ会計セミナー(基本編)
■ 6/21 Excel活用セミナー(基本編)
■ 7/4 戦略MQ会計セミナー(基本編)
MQ会計を学び始めたきっかけは、会計業界の経営分析等にどうにも馴染めなかったからです。
「なるほど、じゃあ谷口さんもそのノウハウで、月々のコンサル料を?」
いいえ、そこは違います。
コンサル契約は顧問契約ではない
私は、コンサル契約は顧問契約ではないと思っています。
少なくとも私は、毎月毎月、コンサルすることはないです。
なので、私がMQ会計で関わらせていただく場合でも、スポット(短期)契約です。
少なくとも税務の顧問料にプラスいくら、ということはありません。
もちろん、税務会計の顧問とセットということもありません。
税理士さんがいる会社では、税務はその方にやっていただいても結構です。
MQ会計は会計人が説明するものではありません。
その考え方を会社で理解していただき、会社で実践していただきたいものです。
その道筋が付けば、私の役目は終わりです。
なので、スポット契約なのです。
スポット契約なので、私自身は安定しません。不安定です。
しかし、MQ会計については実践もし、日々研究していますので、そこが強みになります。
「MQ会計なら谷口に」と言っていただけるようになれば、そこは少し安定します。
ここまで、これだけすれば安定ということはありません。
不安定な安定とは、そういうことではないかと考えています。
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