これはカラー写真です。
(左下の赤信号と空の色でかろうじて)
直接が難しいものは、間接的に表現してみる
「太陽の写真を撮りたい」
ただ、直接対象の写真を撮るのは難しいです。
ファインダー越しに太陽を見ると、眼がやられます。
※マネしてはいけません。
また、そのまま撮っても(たぶん)何の写真かわかりません。
光が強すぎて、形の区別できません。
そこで直接ではなく、太陽を間接的に表現してみる、ということをやってみます。
※モニターなどの角度を変え、直接見ないように工夫します。
全体を写すのは難しいので
とは言っても、太陽全体を撮るのは難しいです。
太陽の光の量は、半端ではないからです。
そこで、何かに引っ掛けて、部分的に狙ってみます。
今回は国立競技場の端っこに、引っ掛けてみます。
そうすると、こんな感じになります。
太陽を引っ掛けることで、光の筋を入れ込みます。
そうするとその光のもと(今回写真で撮っているのは太陽)を間接的に表現してみる、ということができます。
ちょっとキワキワだったので、もう少しずらして、
「国立競技場に引っ掛けてるよ」感を出してみます。
少し光の筋も長めになって、文字や骨組みも少し映り込みました。
自分なりには、満足です。
太陽は無理ですが、物や人などを影を使って表したりとかも、よく見かけますね。
おまけ:光の筋は何本?
せっかくなので、今回の撮影でできた「光の筋」の数について。
太陽や電球など、光っているものをカメラで撮ると、光の筋ができます。
この本数は付けているレンズの羽根の枚数によって、本数が変わります。
今回使ったレンズは、NIKKOR Z 24-120mm f/4 S という望遠レンズです。
これには9枚の羽根がついています。
望遠レンズだと羽根が分かりにくいので、同じ9枚羽根の NIKKOR Z 40mm f/2で見てみます。
中心部分にある黒い重なりのことです。
人間の眼だと瞳孔、007の映画でも出てくるアレです。
羽根が9枚だと、全部で18本の光の筋ができます。
(今回の写真では全部は入りません)
羽根の枚数が奇数の場合、羽根の枚数✕2の光の筋ができます。
偶数の場合は、羽根の数と同じになります。
(4枚羽根なら、4本です)
なぜ奇数だと倍になるのか、ご興味あったら調べてみてください。
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