声かけやお手伝い

盲導犬くらぶの会報が届きました。

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今年の8月に盲導犬と一緒だった視覚障がいの方が、ホームから転落して亡くなるという事故があり、内容もそれを受けたものとなっています。

障がいを持った方がいた時に、どうしたらいいのか?
ためらう方も多いことと思います。

私も以前、視覚障がいの方から「誘導してほしい」と声をかけられたことがありました。

相手が女性だったので、手を引いてあげるのをためらっていたところ、「肩に手をかけさせてください」と言われ、”なるほど、これならお互い歩きやすいな” と思ったことがあります。

以下、盲導犬くらぶの会報より「視覚障がいの方へ声をかける時のポイント」をご紹介します。

まず声をかけてみてください。
声を出して自分がそこにいることを伝えることが大切。
どのように手を貸してほしいかは、人によって千差万別、支援のしかたは視覚障がいの方が教えてくれます。
危険な場所ではためらわずに声をかけ「よけいなおせっかい」をしてほしいのです。

◆駅のホームや交差点で視覚障がいの方を見かけた時
・まずは声を出して、相手に自分の存在を伝える
「お手伝いしましょうか?」「お困りですか?」
「何かお手伝いできることはありますか?」
・緊急時以外は、いきなり相手の手や腕などをつかんだりひっぱったりしない
・腕や肩を貸すなど「どのようにしたらいいですか?」とその方にやり方を聞いた上で手伝う

◆線路へ転落しそう、車に接触しそうなど危険が迫っている時
・「ストップ」「止まって」とはっきりした声で言う
「危ない」では、何が危ないのか、誰のことなのか判断がつきにくい
誰に言っているのかわかるように「盲導犬と歩いている方、ストップ」と声をかけ、危険回避してから後で状況を説明する
・「右に寄って」などあわてて方向を指示するのは危険
相手と向かい合った状況では、方向が逆になることも

◆緊急時
声をかける間もない緊急事態には、とにかく落下や接触を防ぐことを優先
体を引っ張る、抱えるなどの緊急措置をとる

◆その他
・なるべく相手の正面に立って話をする
後ろや横を向いて話すと、その間に進行方向が分からなくなることがある
歩いてきた進行方向まっすぐを確保できるように配慮する
(横断歩道などは横に並んで話しかける)

正しい知識で、思いやりと勇気を持って接したいですね。