私は将棋が好きです。
ヘボ将棋ですけど。
昨日、将棋連盟の谷川会長が引責辞任をしました。
理由は三浦九段のスマホ使用疑惑です。
その事実はなかったとのことですから、連盟側に非があるようです。
勝負の世界ですから、勝ち負けにこだわるのは当然です。
しかし、その勝ち負けが実力とは違う形でもたらされると、その競技は魅力を失っていきます。
より強くなりたい、より良い成績で勝ちたい。
どんどんハードルが上がり、それを越える。
でも、そのために歪んでいくとしたら、それは残念なことですね。
米長邦雄・永世棋聖が以前、羽生善治氏と対談していた本がありました。
その中でこんな風におっしゃっていました。
「ものごとを真剣にやっていると、どんどんハードルが上がっていく。
すると、そのハードルを越えることがだんだん困難になってくる。
いくら一生懸命やっても、そのハードルが越えられない。
でもね、そうしたらハードルはくぐればいいんですよ。
そういう柔軟さも時には必要なんです。」
名言です。