単なる数字の羅列は、見やすいものではありません。
そこで、図やグラフが作成されます。
ビジュアルで見ると、分かりやすく感じます。
次にこのグラフを見てください。
ポイントに数字が入りました。
目盛りでおおよその数字はわかりますが、具体的な数字が入ることで、理解を助けます。
「数字は順調に増えているんだな」
というように読み取れます。
ところでこれは何の数字なんだろう?
その情報がないので、何かピンときません。
この数字は、最近の女性税理士の人数を表しています。
5年毎の数字として、平生18年、平成23年、平成28年の数字がプロットされています。
それぞれ、7,961人、9,438人、10,859人と増えてきています。
でも、これだけだと「ふーん」で終わってしまいます。
ここで、税理士全体の何割ぐらいが女性税理士なの?という疑問がわいてきます。
そこで、税理士総数をグラフに乗せてみます。
総数はそれぞれ、69,243人、72,039人、75,643人です。
女性税理士の占める割合はそれぞれ、11.5%、13.1%、14.3%となります。
やっぱり、着実に増えてきていると理解していいでしょうか。
日本税理士会連合会のHPでは、こんな風に紹介されています。
男女共同参画社会が進展するとともに、税理士ならではの働きやすさから、女性の割合が年々高まってきています。
見せる側としては、棒グラフの使い方が上手です。
このグラフは、「女性が増えている」と言うには、いちばん増えているように見える見せ方です。
一方で見る側は、もとの数字をあたって、全体を見ることが必要です。
グラフCをイメージするのがいいでしょう。
数字が同じでも、図やグラフになると見え方、認識は変わってきますからね。
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私も何人か、女性の税理士さんの知り合いがいます。
皆さんとても聡明で、ご活躍されている方ばかりです。
(ヨイショしてません。ホントです)