原価計算をしてみます。
そうすると・・
たくさん作れば・・
原価計算。
製造業や建設業などで行われます。
原価を計算する際、材料費、賃金などの労務費、製造のための経費などを合計し、製品の個数で割ります。
つまり、製品に製造現場の各経費を割り振るわけです。
材料費などの変動費は製品を作るごとにかかりますから、例えば1個あたり100円かかるとすれば、100個で1万円、200個で2万円となります。
賃金などの労務費・製造のための経費は固定費と言われ、製造数量には比例しないので、製造個数が100個でも200個でも同じ金額です。
仮に固定費が5000円だとすれば、図のようになるわけです。
100個作れば1個あたりは150円、200個作れば125円。
たくさん作れば、原価は下がる。
原価計算の教科書には、こんなふうに書いてあります。
だったら、安く売れば?
営業マンのTさんは、何とかラクして給料をもらいたい。
「たくさん作れば原価が下がるんだろ、だったら少しくらい値引きしても大丈夫じゃないの?」
そう言って電卓を叩いています。
「100個作れば1個あたりは150円、200個作れば125円か・・」
「200円の定価で10円引いても、儲かるよ。5%引きなら売りやすいよな・・」
Tさんはこう計算したようです。
200円で90個売ったとき、150円なら4500円の儲け、125円なら6750円の儲け。
10円引きで売っても125円なら5850円の儲け、これでも150円の時より儲かる・・?
あれっ?
Tさんは、はたと電卓を叩くのをやめました。
100個作ったから150円、200個作ったから125円。
「別に材料費が下がったわけでもないのに、なんで多く作ると利益が出るんだろう?」
材料はどちらも1個あたり100円だし、固定費は変わっていないし・・
原価計算ってよくわからないな・・
今日はもう仕事やめて、飲みに行こ〜
私もよくわかりません(苦笑)
こんな疑問を持たれた方は、一度聞きに来てみませんか?