名称はどうでもいいですが
デジタル化、IT化、DX、・・・
名称はいろいろ、その言葉の意味することは結構あいまい。
受け取る側の受け取り方も、あいまいです。
そんな中、世の中的にはこの方向に動こうとしています。
「変化をしたがらない」国民性ですが、あるきっかけで、一気に右向け右で突進していく面もあります。
異論を挟むのは忖度するし、一気に行くので、軌道修正もうまくなく、柔軟性もありません。
(変な色調にするのはムツカシイ)
・ちょっと色、おかしくね?
・音声、ズレてない?
・何で画角が下からなの?
・画面にマイク向けるの?
・集まる必要あんの?
・Zoomでよくね?
・周りに人、たくさん居そうだね。隔離じゃないの?
・果物、まずそうだよね
こんな声が現場で出たのかどうかは不明ですが・・・
これはデジタル化なのか?
「手書き → データ化」
いちおうこれを「デジタル化」と定義してみます。
「手書きの資料を渡されて、ワープロで清書する」
今まで手書きで紙に書いて、それを紙のまま保存していたのなら、ワープロで清書はデジタル化かもしれません。
でも、そのワープロの中にしか清書した文書データが無ければ、ちょっと違います。
・手書きの資料をそもそも作ってはダメ ですし、
・手書きしなくても、音声入力もあります
場合によっては、
話す人 → 聞いてメモする人 → ワープロ打つ人 → ・・・
なんて、ここに何人もの人が介在していたら、これまたナンセンスです。
また、
・そもそもその資料作成は必要?
・何のために、この資料を作成?
・作成された資料は、その後、どう活かされるの?
これらが伝えられていない、あるいはあいまいなまま、この「作業」が目的化してしまうことは、よくあります。
デジタル化、以前の問題です。
アナログなものを、「アナログな書式」のまま、デジタルに入れるのではないと思います。
今まではしかたなく「アナログ」の状態になっていたものを、デジタルなツールで活用することが大事だと思うのです。
税務が絡まると、混迷
2024年から本格運用予定の電子帳簿保存法。
業界的には混乱が見られます。
そもそもデジタル化によって、
・業務の効率化が図られ、その恩恵を働く人たちが受ける
・無駄な「作業」から、有用な「仕事」をする
・これらにより、人々の暮らしが豊かになる
ことが達成されていくのだと思います。
ところがここに税務が絡まると、
・調査しやすいように、帳簿書類をデジタル化させる
・実地調査での紙の確認から、データ収集で効率化を図る
・これらにより、より多くの税金を回収できる
という方向性になっています。
現状で見ている限り、
・会社や人々が享受することや、利便性は大きく減る
・紙の時代以上の膨大な手間がのしかかる
ことが予想されます。
マイナンバー「カード」しかり、接種証明「アプリ」しかり。
国のやることは所詮こんなレベル、で付き合わされるのは、たまりません。
もう少し、何とかならないのかと思う今日このごろです。
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