間違えないのが基本ですが・・・
それでも間違いは起こる
間違えないことが基本です。
しかし、ミスはゼロにはできません。
ミスを擁護する気はありませんが、リカバリー方法を知っておくと役立ちます。
e-taxを使って行う申告などの手続き、たとえば法人税や消費税、所得税などの税金が該当します。
国に対して申告・納税手続きを行うものです。
国に対するものなので、「国税」といいます。
国に対して、といってもその事務的な手続きは、住所を元に区分けされた管轄税務署が行います。
ですので、住所地に基づいた管轄税務署に申告書を提出します。
たとえば、千代田区の場合
たとえば、千代田区神田三崎町3丁目に本社がある会社、この会社は申告書をどこに出せばいいのでしょう?
千代田区の場合、千代田区を管轄する税務署は2つあります。
神田税務署と麹町税務署です。
住所によって管轄が分けられていて、神田三崎町は神田税務署が管轄します。
なので、神田税務署に提出です。
千代田区を管轄する税務署だからといって、麹町税務署に提出すると、間違いです。
もし麹町税務署に出してしまったら、あらたに(同じものを)神田税務署に出します。
とここで疑問に思う方もいるかもしれませんが、e-taxの場合は直接各税務署に送信するわけではありません。
e-taxですから窓口は一本です。
しかし申告書(の送信データ)は、申告書1枚目の左上「◯◯税務署長殿」で振り分けられるので、今回の場合はここを麹町から神田に直して送信し直しとなります。
手続き上はこれで完了ですが、提出先を間違った申告書を受け取った税務署の方は困ります。
その後、正しい送信がされているかは、(すぐには)わからないようなので。
だいたい確認の電話がかかってきます。
その時点でまだ正しい申告書を正しい税務署に送信していないときは、お願いすれば転送してくれます。
納付も注意しましょう
申告を送信し直した場合、申告した分の税金をPay-easyなどの電子納付するときにも注意が必要です。
電子申告時には、電子申告に基づいて10桁の納付用の番号(納付区分)が発行されます。
これは申告に紐づいていますから、この番号を使って納付すると、間違えた税務署に納税がされてしまいます。
最終的には正しい申告納税先に行くことになりますが、問い合わせなどがあったり、納税証明書の発行が遅れたりします。
納付前に気づいたときは、正しい送信に紐づいた番号で納付してください。
いずれにしても、間違えないに越したことはありませんが・・(^^;
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