事実がデータとなり、情報となる。
そして、その情報をもとに意思決定をして、新たな事実が起こる。
そして、それがまたデータに・・・
事業活動をする上で生まれてくる膨大なデータをどう扱うべきか?
日々、思いを巡らしています。
前にもこんな記事を書きました。
会計は警戒情報
Aか?Iか?
AI(Artificial Intelligence) ではないです。
事実がデータとなったとき、そのデータはAか、Iか?
アーカイブ (Archive)行きか、インフォメーション(Information)になりえるか?
そこからインテリジェンス(Intelligence)が生まれるか?
さまざまな判断、意思決定をする上で、そこにあるデータをどう使うか?
事実はすべてデータにはならないし、データもすべて情報にはならない
例えば神保町の交差点に、平日の昼間5分立っていたとします。
何人もの人が行き交い、何台もの車が行き交い、音や空気などものすごい量の事実があります。
これをデータにすること自体、通常はあまり意味はないでしょう。
しかし、この中から待ち合わせの人を見つける。
空車の、個人タクシーでないタクシーを拾うなど、日常的にやっています。
待ち合わせの人を見つけるための情報はわずかです。
性別、背格好、顔かたちや声。
もちろんこれだけでも、ものすごい量のデータから取捨選択しています。
人間は、見たものすべてを覚えていると言う話もありますが、おそらくそれはないと思います。
でも一部は、しばらくは、アーカイブ(蓄積情報)となっています。
「その日は曇ってたよね」
生き物はデータから何を読み取っているか
生き物の最大の目的は、生きて、子孫を残すことです。
ですから膨大な事実(データ)の中から、生きることに関係するものだけを的確に得ます。
逆に言うと危険を察知し、回避する力を持っています。
これを見誤ると、死んでしまうからです。
天候・気温の情報、食べ物の情報、敵の情報。
いずれも身を護るための警戒情報です。
変化、差分を察知して、その行動を決めます。
会社における会計情報も、次の行動を決めるための警戒情報であるべきだと思います。
MQ会計は、先を考えるためのツールになります
税理士や会計士などの専門家という方にMQ会計の話をすると、よく、決算書をMQ会計に「置き換えて」しまう方がいます。
決算書はいわばアーカイブ、記録、蓄積情報です。
MQ会計(とその思考法)はインフォメーション。
経営判断をするための、情報となりえます。
シミュレーションが「常に」できます。
MQ会計は、MQ会計表を作ることが目的ではありません。
決算書を見て、来年の予算を考えるのとは違います。
MQ会計とその思考法を理解すれば、行動を早く起こすことができます。
定期的にセミナーをしていますので、ぜひ一度、体感してみませんか?
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【編集後記】
骨髄バンク、ドナー登録ができないお年頃なので、ささやかですが一般寄付の登録をしました。