会社を作るときに必要な資本金。
たとえば資本金1000万円の会社をつくる場合、1000万円の元手が必要です。
お金を1000万円用意して、銀行にいったん置いておきます。
法務局で手続きが終わると、そのお金は会社のお金として使えるようになり、商売が始まります。
そして商売が始まったとたん、資本金はなくなります。
資本金として用意したお金は、機械を買い、人を雇い、材料を仕入れ・・と次々と形を変えていきます。会社の中に溶け込む、といった感じです。
「ここに「資本金」1000万円って書いてあるけど、そのお金はどこにあるの?」
こんな質問が出ることがあります。
専門家は一生懸命説明しますが、だいたい説明できません。
資本金も、そしてこの資本の部というものも、会社が始まるとそれ自体は単なる差額でしかありません。
特別な意味を持ちません。
そして資本金はあえていうなら、会社の誕生の記録です。
「産まれた時、3000gだったんですよ〜」
そんな感じでしょうね。
私は産まれたとき、2500g未満の未熟児でした。
でも鳴き声が大きく元気だったそうで、保育器ではなく、普通の子と一緒だったそうです。
健康に産んでくれたお母さんに感謝です。今の体格から、誰も未熟児だったと信じてくれませんが・・(笑)