在宅勤務。
もう一般的に浸透して、この言葉について、多くの人はあまり疑問を持ちません。
在宅勤務って?
では、在宅勤務を定義してみましょう。
なぜ定義するかというと、定義しないと伝えられないからです。
在宅勤務は、「家で仕事をすること」と言えます。
では「家」は自宅でないといけない?実家ではダメ?
ワーケーション、テレワークは在宅勤務に含める?
だんだん複雑になってきます。
なぜ複雑になってくるのか?といえば、
これは「出勤して、会社で働けない(働くことができない)」ので、その代替手段としてのものだからです。
特に、コロナ禍においては、苦肉の策的、突発的に注目されました。
出勤「以外」での働き方は?ということですから、そのバリエーションはいろいろです。
規程にないけど・・
少し前に、いくつかの地方自治体で「在宅勤務」に「出張手当」が支給されている、ということが報道されました。
「在宅勤務に対して、出張手当や旅行雑費が支払われていた」
けしからん的な雰囲気だったため、その後取りやめた自治体もあったようです。
ただ、これらの記事もよく読んでみると、違った見方もできます。
そもそも今までの職務規程、就業規則などに「在宅勤務」という分類がなかった。
職員の行動の分類は、「出勤」「出張」「休暇」のみ。
在宅勤務をどこに当てはめるか?
そこで考え出された、というか解釈がされたわけです。
在宅勤務を出張とみなしたわけです(手当類を支給する方向に解釈)。
そして「出張手当」や「旅行雑費」が支給された。
この辺は議員さんや役人さんの得意技です。
読み替えるか、変えるか
決まりや分類にないものを、どう取り扱うか?
今までの枠の中に当てはめるか。
それとも新しいものとして、今までのものを変えるか、見直してみるか。
どちらが正解というわけではないですが、大事なことは取り組むこと。
いちばんダメだめなのは、もちろん考えないこと、何もしないことです。
柔軟に考えてみて、とりあえずの方向を決めて、やってみる。
ダメなら取りやめ、変更、やり直し。
少なくとも、なにか言われたから引っ込める、やめる。
それでこの話はおしまい的な振る舞い。
これでは先に進みません。
コロナはこんなことも、(特に日本人に)試しているのかもしれません。
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