暮れゆく東京の日本橋付近
無事 = 事無き
何もなければ「無事」です。
先日行った棟方志功展。
展覧会で見つけた「無事」の書です。
右から左へ書いてあるので、普通と逆です。
「事無」
事無き、ですね。
何も事がなかった、ということです。
事がある
無事の反対は、有事。
「有事」というと物騒な感じもします。
でも普通は「何も事がない」ということはなく、何かしらあるわけです。
ただ、取り立てて騒ぐほどのことでもない。
ほかの事から比べたら、大したことではない。
という事の大小というか、重要度の違い、関心の違いによる差でしかありません。
ある人にとっては大事(おおごと)、有事でも、ほかの人から見たら大したことではない。
そんなものでしょう。
基本的には自分が基準だが
事の大小は、基本的にはそれぞれの判断でしょう。
自分にとってそれが有事であれば、そのように対応しますし、そうでなければそれなりに。
基準は自分を中心に考えればいいでしょう。
ただ、人は1人では生きていけませんから、周りのことも考える、慮ることも大切です。
自己中心的になることなく、「無事」に過ごしていきたいものです。
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