黒い箱が手元になかったので、PCの電源コードで。
しかしいつも思うんですが、どうしてこのコード、しっかり挿せないんでしょうね?
差し込みから浮いています。
知らなくてもいいことも多いですが
世の中、知らなくていいことはたくさんあります。
それを知らなくても困らないことなら、知らなくていいでしょう。
例えばこの電源コードのボックス。
中にはたぶん電線やら、コンデンサーやらが入っていると思います。
知らなくてもパソコンは使えます。
電源コードはパソコンにつないで、コンセントに挿さないと使えない。
これは知らないと困ります。
コードが一本じゃなくて、何でこの四角い箱がついているのか、疑問に思うこともあるでしょう。
これは興味や探求心です。
この箱を分解してみたり、電気の勉強をしたりするようになるかもしれません。
もしかすると、今の常識をくつがえすような発見や発明があるかも?
知らないと不都合はある?
いろいろな場面において、知っておいたほうがいいことも多いです。
俗に知識とか、常識とか言われるものです。
知らないからと言って困ることはありません。
ただ、相手があることだと、言葉の定義としての知識・常識、共通言語がないと、意思疎通に時間がかかったり、齟齬が生じたりします。
特に怖いのは、こちらと相手の認識が違う場合です。
「お箸を持つ方の手」と言った人が左利きで、聞いた人が右利きの場合、左右が逆になってしまいます。
そこに気づかないまま、モノゴトが進むと困りますね。
ブラックボックス化が進むと・・
利便性が良くなる、というのはある意味ブラックボックス化が進んでいることになります。
そして、ブラックボックスが増えてくると、総じてコスト高になっていきます。
・100円入れて、ボタンを押せば、ジュースが出てくる
(自動販売機のコストが価格に乗っている)
・車や電気製品が故障したら、ユニットの交換をする
(たった1個の部品の交換でも、直さずユニットごと交換)
・ソフトに数字を入れれば、税金がいくらかはすぐにわかる
(高い税金計算用のソフトを導入しなければ)
・レシートを渡せば、試算表が出てくる?
(税理士に丸投げ〜?)
コストだけで済むもので、それを払うことで解決するのも、もちろんOKだと思います。
ただ、ブラックボックス化がもたらすもう1つの罠。
それは考えなくなることです。
そして、その結果をそうだと思いこんでしまうことです。
考えなくても済むことは、ある意味とてもラクなことだからです。
なぜ、(そのブラックボックスを通ると)そうなるのか?
その理由を考えてみて、検証してみる。仕組みを理解する。
ブラックボックスに入れてはいけないものは、入れない。
切り分けはしっかりしたいものです。
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