先日、久しぶりにリアルセミナーを受講してきました。
10時から19時まで、いつもながら、内容の濃いセミナーでした。
感染防止対策として、通常の定員の半分の人数での受講でした。
テーマは「事業承継、M&A、会社法」についてです。
講師も税理士、受講者も税理士中心ですから、もちろん税法(税理士)の視点からの講義となります。
税理士の守備範囲は税法ですが、税金だけの視点でこれらを考えると間違えます。
税金は確かに気になる部分の上位でしょうが、税金に行動を左右されると本末転倒になります。
税金は減ったけど、思い描いたとおりにコトが運ばなかった。
税金は減ったけど、お金も無くなっちゃった。
税金を喜んで払う気になれないのは、私も同じです。
今回のセミナーでも改めて解説がありましたが、会社は税法以外の法律にも影響を受けます。
例えば会社法。
会社の組織運営に関する法令であり、会社の行為に大きな影響を与えます。
その成り立ちから今日までの変遷は、会社法の理念に従って、その歴史をたどります。
ただし、税法と歩調が合っているとは限りません。
これらを踏まえた上でモノゴトを考えていかないと、トンチンカンな対応をしてしまうことになりかねません。
税法では対策(対応)が取れているようでも、他の法律でみるとダメなこともあります。
税法バカにならないよう、会社を中心に据えて、モノゴトを見ることが大事だと感じたのでした。
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