あらためて、会計恒等式

やはり、奥が深い。

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会計恒等式とは?

もう7年前の記事でした。

・会計はお財布(会計恒等式)

西先生から学んだ会計恒等式について、書いています。
このときはシリーズ的に書いていました。

>>このシリーズを最初から読む

今回講義を受け、あらためて思ったことを書いてみたいと思います。

IN・OUTはどうやって決まる?

会計恒等式は、お財布を例にとるとわかりやすいです。
西先生の講義もそうです。

お財布の中の現金の移動、こんな感じです。

朝、財布を見ると100円しかない。
・奥さんから1000円こづかいをもらう
・100円の缶コーヒーを買って飲む
・800円でランチ(カレー)を食べる
そして帰ってくると財布の中には200円が残っています。

という感じです。

当時は「わかりやすい!」で終わっていました。

今回、あらためて思いを巡らしてみると、
INとOUT、単なる出入りではないような気がしてきました。

INとOUT、一見どちらも自分で決めた結果、のようです。

ですが、「OUTは簡単だけど、INは難しい」

INとOUTにはそれぞれ相手があります。
たとえば今回のINの相手は、奥さんです。

「あんた、最近お金使いすぎよね!500円にします!」
「いや、500円じゃ何も食えないよ・・」

会社で見れば、INの相手は売上先だったり、銀行(借入先)だったり、
相手の意思 > 自分の意思 という感じです。
簡単ではなさそうです。

一方のOUTは、相手の意思 < 自分の意思 という感じです。
カレー屋じゃなくてラーメン屋に行くのは、比較的自分で決めやすいです。

もちろん商売では、買いたくても買えないことはよくあります。

あとは集計されるだけ

これらの意思決定の結果、現金や売上の会計恒等式が作られ、集計され、決算書になります。
仕訳がされれば、あとは自動的に出来上がるわけです。

決算書を確認することは必要なことだと思いますが、やはり重要なのは仕訳の段階、さらにはその仕訳に至る意思決定の段階です。

MG(MQ戦略ゲーム)で、その感覚を身につけることができます。

・西研究所HP
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