会計は、会計恒等式の集まりです。
そして、ただそれだけです。
意思決定に基づき取引がされ、仕訳がされ、この会計恒等式に集計されていきます。
冒頭の図は会計恒等式を図式化したものです。
式で書くと、
前期繰越+当期INー当期OUT=次期繰越 となります。
漢字が多いし、算式とか会計なんていうので、難しく感じたかもしれません。
が、そんなことはありません。
前期から繰り越してきたものに、当期入ったものを足し、当期出て行ったものを引いた残りが、次期へ繰り越される。
会計の「しくみ」って、実はとてもシンプルなんです。
たとえるなら、あなたのお財布、です。
これなら、もっと身近な感じがしますよね。
この図はあなたの今日のお財布を表しています。
朝、財布を見ると100円しかない。
・奥さんから1000円こづかいをもらう
・100円の缶コーヒーを買って飲む
・800円でランチ(カレー)を食べる
そして帰ってくると財布の中には200円が残っています。
分かりやすいですよね。
そして、
・奥さんから1000円こづかいをもらう
・100円の缶コーヒーを買って飲む
・800円でランチ(カレー)を食べる
今日のこの3つの行為が、あなたの「意思決定」
そして「取引」→「仕訳」となり、集計されていくのです。
何も意思決定をせず、取引がなければ、増減はありません。
800円のカレーではなく600円のそばを食べれば、結果は変わります。
なんでカレーを食べたんですか?
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会計はこういった財布(勘定科目ごとの会計恒等式)の集まりです。
そしてこれらの会計恒等式を分類・集計し、もっともらしくしたものが決算書なのです。