最近、割り算について考えていました。
割り算とは、割られる数 ÷ 割る数 で計算します。
この2つがないと割り算の計算はできません。
例えば、売上高経常利益率なら、経常利益(の金額) ÷ 売上高(の金額)
100万円 ÷ 1000万円 というように。
小数で表せば 0.1、百分率で表せば10%、分数で表せば 1/10
では、1÷3 はどうか。
1÷3 は割り切れないので、小数で表すと0.3333・・・
百分率でも33.3333・・・%
ただ、「割られる数」「割る数」がはっきり分かります。
なので、1/3 と分数で表すことができます。
それでは、円周率はどう計算するでしょう?
円周(の長さ)÷ 直径(の長さ)で計算します。
私たちは「円周率」、つまり答えは知っています。
3.14とか、π(パイ)とか。
では、この答えである円周率は、どうやって計算しているのでしょうか?
円周率の計算について、割り算で計算しているものを、私は見たことがありません。
円周率を分数で表したものも、私は見たことがありません。
計算で使うはずの円周の長さって、どうやって求めているんでしょうか?
仮に直径が1cmの円の場合、逆算すると円周は何cm?
円周率は、割り切れずにずーっと続いていきます。
3.141592・・・
ということは、割られる数(円周の長さ)は、正確な数字では表せない?
ということは、円周率の計算は、割り算では計算できない?
ということなのでしょうか。
実際、円周率は、割り算ではない方法で計算(※)しているようです。
一見割り算のようで、実は割り算では計算ではない。
割り算のはずなのに、割り算では計算できない。
割り算のすき間を見たような気がしました。
※実際に数学者の方などが計算していますので、その方法を調べてみるのもいいでしょう。
ただその前に、自分で「ああかな?」「こうかな?」と思い巡らして、解法を考えてみるのも楽しいと思いますよ。
(つづく)
・割り算のすき間(その2)
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