星野リゾートグループ代表
星野佳路氏の講演に行ってきました。
星野氏については私が語るまでもありませんので、割愛いたしますが、今回の講演は「星野リゾートの組織論-経営者としてのビジョンの掲げ方」についてでした。
星野氏の講演の中で、2つ「いいな」と思った部分を。
We choose to go to the Moon.
これまた私が語るまでもない、JFK の有名な演説の一説です。
星野氏は講演の中でこの演説を引き、ビジョンの意義と大切さを語りました。
自分はこのケネディの言葉、日本語で「10年以内に月に行こう!」という感じで知っていました。
この演説からアポロ計画が加速し、1969年に人類は月に行きます。
今回、初めて原文に触れました。
We choose to go to the Moon.
何ともいいですね。
We go to the Moon ではなく、
We choose to go to the Moon 月へ行くことを「選ぶ」のです。
まさに意思決定、なんですね。
売上が落ちたらどうしますか?
あなたは売上が落ちたらどうしますか?
売上が落ちた理由を探し、考え、それを取り戻そうとしますか?
星野氏は、
「売上が落ちたら、例えば料理がまずくなった、接客が悪かった・・・と理由を探し、それを直して、落ちた売上を取り戻そうとします。でも、売上が落ちているということは評判が悪くなる、お客さんが減ってるわけです。それなのに来ているお客さんがいる。私なら来ているお客さんに聞きます。何でウチに来てるんですか?」
ここはなるほど、と思いました。
自分たちの都合を押しつけているから、売上が減っているのかもしれない。
逆に、自分たちの思いもよらないところで、自分たちが必要とされているかもしれない。
今、来ている人は誰なのかを見つめなおすと、以外に道が開けるのかもしれません。