いきなり花は咲かない

iPS研究予算「いきなりゼロは理不尽」 山中伸弥所長
支援継続を政府に求める

関西 科学&新技術
2019/11/11 18:53

京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長は11日、日本記者クラブ(東京・千代田)で記者会見し、再生医療用のiPS細胞作製を支援する政府の大型研究予算が2022年度で終わる予定であることについて「いきなり(政府の支援を)ゼロにするのは相当理不尽だ」と述べ、支援の継続を求めた。・・・

(日経新聞電子版より)

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今わたしたちが恩恵を受けている多くの技術は、地道な基礎研究により確立されています。
災害が起きて現場で活躍されるエキスパートの方々も、日々の訓練と準備があるからこそ、迅速な対応ができます。

基礎研究や日々の訓練などには、お金がかかります。
その組織だけでまかないきれないときは、国や企業などの補助を受けたり、寄付によりまかなったり。

地道なものは、目立ちません。

これは昨年撮ったあじさいの蕾の写真です。

花が咲けば、みんなが「きれい」といって愛でることでしょう。
しかし、花が咲く前の蕾は、意識しなければ気づかない人も多いでしょう。

でもここまでのプロセスがなければ、花は咲かないのです。

教育、基礎研究といった礎となるものには、しっかりとお金をかけるべきだと思います。

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【編集後記】
私もささやかながら、継続寄付の申込みをしました。

京都大学iPS細胞研究基金