いかに1枚にまとめるか。
これを常に考えています。
説明してもわからない
いくら聞いても、わからないものは分かりません。
例えば私たち税理士は、ちょっとばっかり税金に詳しいです。
用語とか、計算式はいちおう理解しています。
申告書も見慣れています。
お客様にとっては、やはり税金のことはムツカシイです。
なので、いかに簡素で分かりやすく、ポイントを伝えられるかは大切な技術です。
ワンシートを目指す
「それでは、資料の27ページをお開きください」
こんな感じでは、お客様は気絶してしまいます。
できれば1枚、多くても5枚ぐらいで説明資料を作るよう心がけています。
余白も取って、必要に応じて書き込んでもらったり。
相続関係だとご高齢の方もいらっしゃるので、字のフォントは大きく太めで。
数字の足し引きも、+やーが書いていないと、足すのか引くのか分かりづらいです。
そういえば、決算書なんかもそうですね。
数字には符号はついていないのに、足したり引いたりする。
「費用ならマイナスでしょ」は会計人にしか分かりません。
だったら最初から、+は無印で、マイナスは「ー」表示すれば、誰でも分かります。
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マイナス表記という視点
小難しく説明しない
言葉もできるだけ、平易な言葉に置き換えます。
表記上、かえって分かりにくくなるものは、そのまま表記します。
そして説明のときに、わかり易い言葉に置き換えます。
債務 → 借金
小規模宅地の評価減 → 住宅(事業用)用地についての特典
といったように。
ムツカシイ言葉を使った方が、プロっぽく見える?
私はそうは思いません。
ヨコ文字を使いまくるのも、どうかと思います。
いかに分かりやすく、腑に落ちる説明を自然にできるか。
それがプロなんだと思いますし、私はそれを目指しています。
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【編集後記】
すっかり秋めいてきました。
空気もスッキリしています。
と同時に私には、、恐怖の冬が近づいています。
パチパチくん(静電気)にすでに、やられ始めています。
金属に触れて「うぎゃっ」とか、のたうち回っていても、笑わないでくださいね。