その地その地に良いものがあります。
農作物や水産物など、その地で、その風土にあったものが育ちます。
地産地消という言葉があります。
おもに「産地で取れたものを、その産地で消費しましょう」といった意味合いのようです。
多くの買い手がいる、大消費地に向けての流通に乗りやすいもは、規格品・流通コストというものを生み出します。
しかし、農作物や水産物などは自然の恵み、すべてが規格品になるわけではありません。
取れる量や鮮度といったものもあります。
佐賀県の唐津、呼子(よぶこ)のイカは、おいしいです。
このイカは流通は可能かもしれないけれど、地のものとして提供されます。
九州に来ることの楽しみの一つになります。
イカはミネラルウオーターほど、大量に消費されるものではないでしょう。
大消費地へ持っていくとなると、数量が必要になります。
なのでやっぱり食べに行くのがいちばん、だと思います。
ではこれはフードマイレージ的にはどうか?
イカの流通コストは下がるかもしれないけど、食べに来る人の移動コストがかかる。
移動に伴うCO2(二酸化炭素)は、流通分で減らしたCO2より多いかもしれません。
とまぁ、そんな事を考えていると、せっかくのイカが美味しくなくなってしまいます。
美味しいものを美味しい時期にいただく。
それが幸せなことなのだと、私は思うのであります。
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