価格を10%上げた場合、利益はどれだけ増えるか?
何かわかったような気がしても、よく考えるとわからない・・・
こんな事例でした
ネットである記事を見つけ、自分なりに研究してみようと考えてみました。
大学で管理会計の教鞭をとられている、MBA資格をお持ちの教授の記事です。
こんな内容です。
・価格を10%上げた場合、利益の増加分は10%になる
・原価率が70%の場合、原価を10%下げると利益の増加は7%になる
原価率が70%だから、わかりやすいように
・価格:100円
・原価:70円
として考えてみます。
差し引きで利益は30円となります。
さて問題です。
上記の例、価格が100円で利益が30円の場合、価格を10%上げると利益はいくらになるでしょうか?
■ 8/8 戦略MQ会計セミナー(基本編)
■ 9/5 戦略MQ会計セミナー(基本編)
価格を10%上げると
価格を10%上げるということは、100円が110円になるということだと思います。
価格を上げる(つまり値上げ)だから、原価は70円のままだと思います。
110円から70円を引くから、利益は40円になると思います。
”利益の増加分は当然10%になります”
とありました。
利益の増加分は、30円が40円に増えたわけだから、40円÷30円。
計算すると133%、33%増えています。
10%はどこから導き出されるのでしょう?
あくまで推測ですが、
・30円が40円に、利益は10円増えた
・もとの価格100円から見れば10円は10%増である
こういうことなのでしょう。
でもなんか腑に落ちません・・・
(原価率が70%の場合、)原価を10%下げると利益の増加は7%になる
原価率が70%、70円の場合、原価を10%下げるというのはどういうことでしょうか?
70円-7円(70×10%)=63円
おそらくこういう計算になると思います。
原価を下げるので、価格は変わらないと思います。
100円−63円=37円。
利益の増加分は、30円が37円に増えたわけだから、37円÷30円。
計算すると123%、23%増えています。
7%はどう計算するのか?
こちらもあくまで推測ですが、
・30円が37円に、利益は7円増えた
・もとの価格100円から見れば7円は7%増である
こういうことなのでしょう。
でも、やっぱり腑に落ちません・・・
利益が増える、減るということは
利益が増える・減るということは、もともとの利益について、いくら増えた(減った)と見るのが自然な気がします。
30円の利益が40円になれば、10円増えている。
率で見れば33%増、だと思います。
私は管理会計について勉強が足らないで、理解できていないんだろうな。
でもやっぱり、腑に落ちないなぁ〜
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【編集後記】
最近 Apple Watchを購入しました。
理由はプールでの記録が取れるから。
泳ぐ時は、スイミング開始のボタンを押して泳ぎ始めます。
あとは勝手に計測してくれていました。
泳いだ距離は800m。
今回いちばんビックリしたのは、泳ぎの種類が記録されていたこと。
手の動かし方で泳ぎを判定していたのでしょうか。
すげ~