売上はない(ゼロを書く)

お店を構える商売なら、お客さんが来ないことだってあります。

■ ■ 発売中 ■ ■
決算書のつくり方
kindle版 

なぜ社長は決算書に興味がないのか?
Kindle版

売上ゼロを書く

開店休業。
お店を開けているのに、お客さんが一人も来ない。
「そんなことあるの?」

ありますよ。

いや、それは辛い。
気持ちとしては萎えます。

そんなときでも、帳簿は書きましょう。
お客様にはそう言っています。
お客様も記入してくれています。

なぜ「ゼロ」を書くのか

何も書かないと、その日は、
・お店を開けていたけど、お客さんが一人も来なかったのか
・営業日なんだけど、急な都合でお店を開けられなかったのか
・営業したけど、書き忘れたのか

わかりません。

・土日祝はお休み、とか
・毎週水曜定休、とか
そういうことがはっきりしていれば、そこは書かなくてもいいと思うかもしれません。
それでも、私は書いてもらうように言っています。

定休日に臨時に店を開けたりすることも、ゼロではないからです。
だから、この日の売上は(営業した、しないに関係なく)、「ゼロ」です。
と意思表示するのです。

◆◆ ご案内 ◆◆
■ 6/6 戦略MQ会計セミナー(基本編)
■ 6/21 Excel活用セミナー(基本編)
■ 7/4 戦略MQ会計セミナー(基本編)

税務調査のときも有効です

税務調査が来たときも、この意思表示は効き目があります。
実際、不定休(定休日が定まっていない)のお店で、効果がありました。
会計ソフトにも、売上ゼロ円で入力しています。

何も書いていないと、書き漏れ、売上漏れを疑われても反論が困難です。
特に飲食店、水商売については、税務署は疑っているからです。

「自分を守るためですよ」と言うと、多くのお客様は分かってくれます。
慣れればそんなに手間ではありません。

ちょっとの工夫でできますので、参考にしてみてください。

ーーー

【編集後記】

税理士会の会費やら、支部の会費やら、今月末引き落としのものが多いです。
当然5月7日の引き落としになります。

案内には「残高をご確認ください」「4月26日までにご入金ください」など、注意喚起がされていました。
4月26日は、プレミアムフライデーどころじゃないな。