少し前から「二極化」なんて言われています。
会計業界も例外にあらず、二極化しています。
個人(ひとり)税理士か、大規模事務所か。
どれくらいを大規模事務所というのか、わたしはよく知りませんが、数十人規模でしょうか。
今まで多くを占めていた、2人〜10人ぐらいの事務所は、合併したりしています。
私のまわりでも何人か、合併して税理士法人化している人がいます。
私は昔から脳のメカニズムに興味があり、その手の本を多く読んでいます。
また、そこから派生して分子生物学、宇宙・地球・生命の歴史などの本を乱読しています。
最近、些末な税理士業界をはじめ、あらゆるところで分解と合成が顕著になっているような気がします。
そして、集中しすぎたものは崩壊し、分解されていきます。
宇宙においても、ある一点に集中しすぎて超高温になりビッグバンが起きたとされています。
集中しすぎたものは構造がすべて崩壊し、粒子のみの均質化した混沌無秩序な状態になる。
そしてその混沌の中から、また新しい構造が生まれ求心力が発生し、集合する。
均質なものから異質なものが生まれ、分化し、ユニット化していく。
分解と合成が繰り返されていくのです。
おおげさなようですが、人間の体も、宇宙も、分子の世界では時々刻々、分解と合成が起きています。
日常茶飯のことです。
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恐竜が滅びたのは、地球に巨大な隕石が衝突し、大規模な気候変動が起きたからだといいます。
大きくなりすぎた恐竜は、変化に対応できなかった。
そしてその中で生き残ったのは、ネズミのような小さな生き物。
人類の祖先でもあります。
変化に適応したのです。
ならば税理士もひとりがいい?
私はいいと思いますし、自分も今のまま、個人でいきます。
ただ、生き物のようには世代交代ができません。
DNAは引き継いでも、資格は引き継げないのです。
(税理士の資格はその人のみで、子どもでも税理士でなければ引き継ぐことはできません)
ここは悩ましいところです。