仕訳の日付はいつにする?

最近こちらの記事を多くの方にお読みいただいています。

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・注意しておきましょう(2019年、10連休の資金繰り)
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今回は、連休や年末年始など、お休みがあるときの仕訳の日付について書きたいと思います。

仕訳の日付は

経理をするとき、つまり仕訳をするためには日付の情報が必要です。
例えば、今日、1/29に100円分の事務用品を現金で買ったとします。
仕訳は今日の日付で行い、金庫の中からも100円が出ていきます。

今日、1/29に100円分の事務用品を買い、即日振込で支払ったとします。
銀行口座から100円が出ていきます。
もちろん仕訳は今日の日付で行います。

基本的にお金の動きにあわせて仕訳がされます。

小切手を切った場合

最近小切手は見かけなくなりました。
あるのは簿記の試験ぐらいでしょうか。

小切手はいわば金券のようなもので、その小切手を銀行に持っていくとお金になります。
小切手をもらった方は、銀行に持っていき資金化(換金)します。
銀行に小切手を持っていき換金手続きをすると、小切手を発行した会社の口座からその金額が引かれます。

例えば、今日、1/29に事務用品代を小切手で払ったとします。

今日(1/29)もらった小切手を、もらった方が2/1に銀行に持っていったとします。
すると当社の銀行口座から小切手分の100円の支払い処理がされるのは、2/1となります。

それでは、小切手を切った側で仕訳をするとき、日付はいつ?
小切手を切った日?口座から引かれた日?

小切手の場合は、小切手を切った日で仕訳をします。
でもそうすると、1月末の預金残高が100円ズレてしまいます。
帳簿(仕訳)では100円減っていますが、口座残高はまだ100円減っていないからです。

合っていないときはどうするか?
簿記の試験では、銀行勘定調整表という書類を作って、ズレの理由をはっきりさせます。
実務でもこれに近いことを、経理の方がしています。

ただ、これは今日の主のお話ではありません。

口座振替などで、金融機関が休みの場合はどうする?

社会保険料や借入金の返済など、振替日が月末の場合があります。
金融機関がやっていれば、そのまま振り替えられます。
しかし、月末が土日や年末年始などは金融機関が休みのため、振り替えされません。

ではこの場合は、仕訳はどうするのでしょうか?

会計処理は、費用については未払金等として計上、借入金の返済などは実際に振り返られた日とする方法が一般的です。

これ、疑問に思いませんか?

未払金等に計上することで、損益計算は比較性が保たれます。
しかし、資金面では比較になりません。
確かに預金残高は合っているから、正しい・・・

本来の日付で仕訳すべきでは

例えば今年の4月末。
何の対策もなければ、4/26の預金残高はグッと多くなるでしょう。
しかもその後銀行はお休みなので、4月末の残高も多いままです。

「理由ははっきりしているから」

といえばそうかも知れません。
ただ、曜日で残高が左右されます。

一般的に現金預金の残高を見ますから、前月あるいは前期と比較がしづらくなります。

それならば、支払うべき日で仕訳をする方がいいと思いませんか。

実際お客様でも、そうされている方がいます。
その方が資金繰りも把握しやすいといいます。

たまたま休みだったので振り替えがされていないだけで、その残高はあるわけではありません。
ならば、すでに支払ったものとして処理しておけばいいわけです。

ただし、入金は実際に入金される日にしているそうです。
これ入金されるまで、気を抜かないためだそうです。

「通帳と合わない」

と、始めは気持ち悪く感じるかもしれません。
でも慣れれば全然平気です。

ちなみに、税務調査で問題になったことはありません。

会社が潰れるのは赤字になったからではありません。
お金がなくなったから潰れるのです。

しっかりお金の管理をしましょう。

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【編集後記】

インフルエンザにかかってしまいました。
しばらく出禁です。
でも、平気です。

いつでも仕事をする気はありませんが、どこでも仕事はできるようにしてありますので。