どっちが楽しいか(MQ>Fの考え方)

この図形で考えるのが大事です

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MQ>F

「MQ>F」はMQ会計の思考の基本になります。

MQは各商品から積み上げられた利益。
Fは会社の経費の合計です。

MQがFを超えれば、利益Gが出ます。

100>80で、Gが20。

ハコ図で書くと、感覚的に理解しやすいです。

一方で、MQがFを超えなければGはマイナス。
たとえば上の図で、Fが120となった場合は、Gは▲20となります。
つまり赤字です。

中学生でも感覚的にわかるように、ハコの大きさは変えません。
「右と左の高さは同じ」
これでわかりやすくなるのです。

では、MQ>Fとなるためには、どうすればいいのか?
いろいろなシミュレーションが始まります。

シミュレーションしながら考える

MQ会計のいいところは、数学的に考えることができるということです。
数学的に考えられるということは、シミュレーションができる、ということです。

Pを32円にしたら、Mはいくらになるか?
Fはここまで掛けても大丈夫か?
あと何個、Qを増やせばいいのか?

要素となる数字を動かして、どうやってGを最大にするか。
どうやってMQを増やしていくかを考えます。

シミュレーションしながら、あーだこーだできるわけです。

最近加えたもの

研修などの講義で、「MQ>F」に加えたものがあります。
それは「0(ゼロ)」と「∞(無限)」です。

MQ>Fとなるように計画するとき、
「どうやってFを下げるか?」
つまり「経費を削減すること」に目が行きがちです。
Fを減らすことは、一般的にMQを増やすことよりカンタンそうに見えるからです。

なので、そういうときは、
「0(ゼロ)」と「∞(無限)」

をMQ>Fの算式に加えて、こうします。

∞ > MQ > F > 0

この算式の意味するところは、
MQは無限に増やせるけど(可能性としてですが)、Fは減らしてもゼロまでです。

実際問題としてFはゼロにはなりません(できません)。
もしFをゼロ、または極限までゼロに近づけていく、ということは会社が存続できません。
商売以前の問題になってしまうわけです。

しかも、Fを減らすということは、
・人を減らしたり
・消耗品をケチってみたり
いい方に行きません。
気も滅入ります。
やる気も出ません。

逆にMQはいくらでも増やせます。
しかもMとQの2つを使えます。
現実的な組み合わせがたくさん考えられます。
(簡単ではないですけど)

MQが増えれば、Fを増やすこともできます。
そしてその増やしたFでMQを生み出すこともできるわけです。

Fを減らすか?MQを増やすか?
どちらが楽しいかは、私が言うまでもありませんね。

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