高いし、重いし、大きいよ

ついに出ました・・

■ ■ 発売中 ■ ■
決算書のつくり方
kindle版 

なぜ社長は決算書に興味がないのか?
Kindle版

レンズのお話

今回はカメラのレンズのお話です。
私はNikonのカメラが好きで、カメラ・レンズともNikonが主流です。

レンズもいろいろな種類がありますが、個人的には35mmというサイズのレンズが好きです。
サイズ的に、おおむね自分の目で見た感覚に近い写真が撮れるからです。

少し前まで、NikonのZレンズというカテゴリーの中には、35mmのレンズは1つしかありませんでした。


私のベストマッチ(Zf+Z35mm f1.8S)

私も愛用しているZ35mm f1.8S、6年ほど前に発売され、そのままでした。
それがここへきて、2024年7月にf1.4、そしてこの2月にf1.2Sと、立て続けにラインナップされることになりました。


(NikonさんのHPより)

安くて、軽量、コンパクト

カメラは手に持って、構えて、撮ります。
また持ち歩く、ということもあり、一般的には軽量コンパクトなものが好まれます。
お値段も手頃な価格が求められます。

安くて、軽量、コンパクト、ですね。

しかし今回のF1.2S、35mmシリーズではいちばん高性能なレンズになります。
なので、発売価格はニコンダイレクトで437,800円(10%クーポンがつきますが)・・

私が持っているf1.8Sやお手頃価格のf1.4と比べると、実売価格で約3.5〜4倍の価格設定になります。

値段は相手を見てではなく、自分に対する対価

「高え〜」「買えない〜」「強気〜」なんて声も聞かれるでしょう。
一方で、「この性能のレンズなら、この値段でも欲しい」という方もいるでしょう。

資材価格の値上がりもあるでしょう。
しかしNikon、日本光学工業の名にふさわしい、自信作なのでしょう。
そしてその技術に裏付けられた製品なので、この値段なのでしょう。

安くすれば、多くの方に買ってもらえるかもしれない。
高くしたら、売れないかもしれない。
でも、自分の技術の価値は安く売りたくない。

この気概は、モノやサービスを提供するすべての人に持ってもらいたい。

安く売るのは簡単です。
1円でも安いものを・・、とみんなが買い求めるのも事実です。

でも、価値をわかってもらい、適切な対価を払っていただける方を、お客様として迎えたいし、自分も相手の価値を正しく評価して、適切な対価を払っていきたいものです。

ーーー