国税庁のe-taxソフトにあったらいい2つの機能

国税庁の確定申告書作成サイト

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国税庁の確定申告ソフト

本家本元が提供していますので、あたりまえですが計算はしっかりできます。
最近は見た目や操作性も良くなっています。

わかりにくい箇所には「?」マークが付いていて、詳細を調べることも可能です。

ただ用語はあまり平易にはなっていません。
解説を読むと、ますます分かりにくくなるようなところも。

いわゆる税理士向けの税務ソフトは、その提供が1月下旬。
一方のe-taxは1月の仕事始めと同時に、使えるようになります。

仕事始めの日に申告書を出すことはしなくても、この約3週間ぐらいの期間があれば、還付申告(確定申告の準備も)はけっこう進められます。

その点では、e-taxソフトにかなりの分があります。

申告には長けているが

R6年分の確定申告には、とても利便性を発揮しているe-taxの計算コーナー。
当然ながら、6年分の申告をスムーズにすることがいちばんの目的です。

しかし、確定申告を毎年継続的にご依頼いただくことが多い税理士にとって、これでは少し物足りません

・過去(最低でも前年分)との比較機能
・税額の試算(7年分住民税や7年分の予定納税額など)
この2つの機能が付いていたら、言うことなしなんですけどね。

もちろん、目的が違うので、付いてないのが当たり前だと思います。
ただ、前期との比較などは計算間違いを減らすのに一定の効果があります。
前年のデータがあるなら、それもいっしょに取り込んでくれたらなぁと思います。

税理士相手に商売をしているベンダーさんは、そのへんは分かっていますので、機能として付いているものが多いです。

ソフトの提供までにタイムラグがありますが・・・

Excelで補完

現在確定申告については、税務ソフトから少しずつe-taxソフトの方に置き換えをしています。
(税務ソフトはちょっと使いづらいところもあります)

e-tax版で申告する方で、比較や税額試算を必要とされる方には、Excelで作成した比較表や税額計算をしています。

ただ、現段階でe-taxにあるデータ(**.data形式のもの)は比較表などに流用するのはできないみたいなので、ちょっと手間がかかります。
(私が知らないだけかもしれませんが)

そうするとe-taxと税務ソフトを併用する形になるので、ちょっと悩ましいです。
(最終的にはe-tax利用だけにしたいです)

できるだけ手間はかけずに、サクサク終わらせたい確定申告。
もう少し研究が必要です。

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