都会の中の自然
日本は島国?
日本は「日本列島」と言われます。
列島とは、島が並んでいることをいいます。
北海道、本州、四国、九州と数多くの島々。
でも地形的に考えてみると、日本大陸と言ってもいいのでは?と思います。
日本大陸のうち、海から出ている部分がいわゆる日本列島と。
日本は4つの大きな大陸プレートがぶつかりあっている場所にあります。
その結果隆起・沈降して、現在の形作られています。
この隆起・沈降は今でも続いています。
湿気が多いのも地面が関係
列島か大陸かはまたの機会に譲るとして、日本は周りを海に囲まれています。
水だらけです。
その海水が太陽の熱で温められ蒸発し、上昇気流が発生して低気圧ができます。
その空気は温かい方から寒い方(北半球だと南から北)へ動き、また地球の自転の関係などから日本では偏西風に影響され、西から東へと動いていきます。
天気予報で見る台風の動きが、イメージしやすいです。
湿った空気は日本の急峻な山々にぶつかると、雨となり、地面に落ちていきます。
雨は山に潤いをもたらし、植物が繁茂します。
土が含みきれない水は湧き水や川となり、山を削り、低いところへ流れ、低地では湿地を作り出します。
また、山からの養分を含んだ水は海へ流れ出し、魚のエサとなります。
日本列島の近海は魚のすみかとなり、良質な漁場ができます。
海山の恵みを動物が受け、人間もそのおこぼれにあやかっています。
自然現象は解消現象
自然についていろいろ調べていて、1つの結論めいたようなものが出てきました。
それは、
「自然現象はバランスの崩れが解消されること」
なのではないかと。
自然がいちばん望んでいることは、なにも動かない、平坦な状況なのではないか。
ただ、いろいろなものは動いているので、バランスが崩れる。
なので、そのバランスを元に戻す、平坦にする現象が起きるのではないか。
気温の差や空気の濃淡の差を平坦にしようとして、風が起きる。
空気中の水分と気温の差を解消しようとして、雨が降る。
電気の差を解消しようとして、雷が落ちる(電気が流れる)。
引力の差を解消しようとして、波が起きる・・・
人間界もいろいろな差が生まれては、解消作用が働きます。
自然(な流れ)に逆らわなければ、穏やかに解消されるのでしょうけど、欲という衝立てが立ってしまうと、解消に大きな力がかかります。
バランスの崩れは年中、いたるところで起きるので、平坦な状態には永遠になりません。
また、残念ながら動植物と違って、人間界は自然(な流れ)に逆らう衝立てだらけです。
なので、なかなか平穏な状況になることはないのでしょう。
そういう意味では、人間界はちっともおもしろくないので、自然について調べるという「おもしろきこと」に没頭してしまう、今日このごろなのでした。
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