領収証は発行してください(領収証=インボイスではありません)

タクシーの領収証

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インボイス制度で少し混乱しているようです

簡素にしないから、こういう事も起きてきています。

先日知り合いの方が、地方でタクシーに乗りました。

降りるときに「領収証をください」と言うと、
運転手さんから「領収証はお渡しできません」との回答が。

「どうしてですか?」と聞くと、
「インボイスの関係で、そう指導を受けている」
とのことだったそうです。

指導内容がおかしい?のでは?

個人タクシーの方は、いわゆる免税事業者になっているケースが多いです。

免税事業者の場合、消費税の申告納税義務はありません。
でも、消費税はもらって構いません。
ただし、インボイスは登録事業者でないと発行できません。

どうもそのタクシーの運転手さん。
(私は)インボイス発行事業者ではないから、インボイス(どうも領収証のことらしい)は発行できない、ということのようです。

インボイス=領収証、と誤解しているようなのです。

もちろん、違います。

こちらの記事もどうぞ
・さらにわかりにくく・・・(長方形とひし形が・・)

領収証は支出の証明書です

インボイス云々の前に、仕事などで払ったものを経費処理するには、その事実確認ができるものが必要です。

支払の際、その支払の事実確認ができるものとして「領収証」は有効です。
なので「領収証ください」となるわけです。

インボイス=領収証ではありません。

領収証はあくまでも支払ったことに対しての、代金受け取りの証明書です。
そしてインボイスは消費税についての書類で、もともと別物です。

ですが、インボイスで記載すべき事項のおおよその内容が、すでに領収証に書かれています。
なので、もう少しだけ書くことを増やしてもらって、インボイスとしても使えるようにしたわけです。

2つの書類を、同じ1枚の紙に書いているようなものです。
インボイスが領収証に、間借りしている感じです。

インボイス=領収証ではなく、また、領収証は支出の証明書として必要です。

あなたがインボイス発行事業者かどうかに関係なく、代金の支払いを受けたら、領収証の発行をしてください。

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